いらない子だった。

少子高齢化とか、既婚率の低下とか、根っこも同じだが行く先も同じである。

もうこの国に未来はない。一握りの人のみが富を握り、残された人は生活すらままならない。誰も怒るわけでもない。もう怒る気力もない。

自分自身も含め、今の40歳前後のいわゆる団塊ジュニア世代は、いらない子だった。生まれた時はベビーブームとか言われてよかったのかもしれない。ただ、学校を出ていざ社会に出ようとした時、バブルが崩壊した日本社会は、若者を必要としなかった。その後景気の浮沈はあるが、雇用機会はともかく待遇は悪化の一途をたどっている。

経営者曰く、労働基準法をまともに守っていたら、会社はやっていけないそうだ。大企業においても、サビ残含め労基法違反は散在しており、ロクに処罰もされない。そりゃあみんな守らないわけだ。

一部の人が結婚して家を建てて子供を作った。うちもたまたまその類いだ。いらない子の子供はどう生きていけばいいんだろう。

この国を捨てろとまでは言わないが、どこの国でも生きていけるようになってほしいと思う。こだわる必要はない。たぶん子供たちも今の社会からは必要とされないだろうから。年金の払い手として以外は。

自分も今の生活がどのくらい続けられるかわからない。ただ、転機があればいつでも動けるようにしておきたい。もう絶望はたくさんだから。